おはようございます。会計士の樋口です。
図解メルマガ「内部監査Q&A」の第50シリーズの第4回をお届けします。

第50シリーズは「今から始める改訂J-SOX対応」について解説しています。
1回目において、制度改訂の経緯として
１．内部統制報告制度の実効性に対する懸念
２．内部統制の基本的枠組みが時代の変化に対応しきれなくなったこと
の２つがあることを解説しました。

今回から「内部統制の基本的枠組みが時代の変化に対応しきれなくなったこと、それを踏まえた改訂ポイント」についての説明です。

■内部統制の基本的な枠組みの陳腐化と対応（COSO）

こちらも1回目の振り返りとなりますが
・日本のJ-SOXにおける内部統制の枠組みは米国のCOSO（1992年版）を参考にした
・本家COSOは2013年に改訂された
・日本でもコーポレートガバナンス・コードにおいて考え方を取り込んでいた
・しかしJ-SOXの基準には反映されていなかったことから、「内部統制の基本的枠組みの改訂」がポイントとして掲げられています。
（以下略）
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